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未払いの賃金に対する付加金とは

　労働基準法は、法違反に対しては刑罰を科することを背景として使用者にその履行を求めていますが、賃金にかかる４種の違反行為に対しては強く履行を求めるため、特別の保護規定を設けています。それが付加金制度で、労働者からの請求により、裁判所が命ずることとされています。付加金の額は未払いの額と同一額を基本としていますが、事案により裁判所では半額の付加金もあるようです。