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[ニュース] 2019.03.29
フレックスタイム制の導入で精皆手当を廃止できるか
フレックスタイム制の導入によって、精皆勤手当の支給に合理性がなくなったというのであれば、そのような手当を支給し続けなければならないということはありません。
しかし、労働者にとっては、従来、精皆勤手当という形であっても、賃金の一部として手当をもらっているわけですから、仕事の内容や仕事量は変わらないのに賃金の支給額が減るということは、納得できない面もあるかと思われます。
したがって、単に精皆手当を廃止するのみであれば、労働者にとって不利益な取扱いとなる可能性があり、問題があるといえましょう。しかし、精皆勤手当を廃止したとしても、今までの精皆勤手当を基本給に組み込むとか、他の手当の額を引き上げるなどして、賃金の支給額が従来と変わらないような方法を講じれば、特段問題はないといえます。