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労務ニュース
[ニュース] 2016.03.14
◇ 実習生19人に違法残業させた食品会社を送検――奈良・桜井労基署
奈良・桜井労働基準監督署は、外国人技能実習生に違法な時間外労働をさせたうえ賃金台帳に虚偽の記載をしたとして、食肉加工および総合食品卸売業の法人と同社常務取締役、同社取締役副社長の計1法人2人を、労働基準法第32条(労働時間)違反などの疑いで奈良地検に書類送検した。
技能実習生19人に対し、36協定の限度時間を超えて1人1カ月当たり最長約83時間の時間外労働をさせていた。労働者の証言と賃金台帳の違いなどから発覚した。
◇ 労働基準監督官の増員拡大――厚労省・過重労働防止監督を強化へ
厚生労働省は平成28年度に、労働基準監督官を増員する。
増員数は、例年のほぼ2倍程度の22人を予定、これによって全国の監督官数は3241人となる見込み。
一億総活躍社会の実現に向け、人材力強化とともに雇用制度改革が大きな課題になってきたため、労働基準遵守の監視役である監督官増員に着手し始めた。とくに、働き過ぎ防止や過労死防止対策に重点的に対処する方針。